勧められて,圧巻されて

前回は,高等学校の頃の参考書に目を向けてみた.今回も書棚に目を向けてみる.

朝倉数学講座,数学読本,解析入門である.朝倉数学講座は,学部のときに高等学校の教師として持っていて損はない,と教授から勧められた本だ.すでに絶版となっていたのだが,復刊された際に全巻を一気に購入した.復刊のものには演習書が含まれなかったのは残念であったが,教材研究の資料としては十分である.数学読本は,高等学校のときに学校の図書館に配架されていたもので,1 人の著者によって,高等学校 + α の内容が著されているのに圧巻されたのを今でも覚えている.高校生でも読み進められるように書かれており,これを教科書にしてくれればよいのに,と思ったものだ.解析入門は,数学読本と同じ著者による学部の解析学の概説書である.解析学の分野が専攻であったこともあり,こちらも手元に置いている.

【 高等学校の教師として携えること勧める本 】

最近,出版される大学生向けの数学書は,朝倉数学講座のような硬派なものが少なくなって来ているような気がする.高等学校での数学の学習歴が多様になっているので,やむを得ない面もあるのだろうが・・・.また,数学読本のように背伸びをしてみたい高校生向けの本も,もっと増えてもいいような気がする.ただ,こちらに関しては,YouTube などでの動画が増えているので,それらを見ているのかもしれない.

なお,左端の数学公式集は共立出版のものだ.数学の公式集というと,岩波書店のものが有名かもしれない.ただ,個人的には,こちらの方が気に入っている.

若手の教師のみなさんにも勧めようと思いつつ,おしまい.